個人立クリニックの院長として、患者さんのために日々の診療を懸命に地道に続けてきたら、頼ってくれる患者さんも増え、収入も安定してきます。

そして、顧問税理士の先生から、そろそろ法人化を考えましょうかと提案を受けることと思います。

それはなぜでしょうか。

ズバリ、節税できるからです。個人事業主が株式会社をつくるのと同じ理由ですね。どのくらい節税できるかは、個々の事情により様々ですので、顧問税理士の先生に尋ねてみてください。

反面、個人立クリニックから医療法人立クリニックにすると、様々な手続が義務付けされます。個人から法人に移行する手続きも、作成書類は多く、書類の提出先の官庁も一つだけではありません。

申請から開業まで、8~10カ月くらいかかります。顧問税理士(行政書士登録をしている)の先生が行政手続まで引き受けてくれればいいのでしょうが、そこまで引き受けてくれない場合も多数あります。ドクターが通常の診療をやりながら片手間でやるのはかなり厳しいです。

そのようなときは、行政手続きのプロ、行政書士にまかせてみてはいかかでしょうか。